「自分は不幸である」という錯覚
2024年8月27日
今日は多くの方が抱いてる悩みについて述べたいと思います。
ご心配なく、説教するつもりもありませんし、努力して自分を
変えなさいとか、教師みたいなことを言う気もありません。
多くの人が過去の出来事に対して後悔して苦しんでます。
自分は不幸だったと考えてます。自分の人生は意味が
なかったとまで結論づける人もいます。私もそうだったりします。
人間とはそういうものかもしれません。
例え、宝くじが当たって悠々自適な生活を送ることができたとしても
ずっとそんなことを考えていたら、幸せとは言えないですよね。
実際、平穏な日々を送りながら過去の悪夢に苦しんでしまい、
病気になってしまった人、自ら人生を断ってしまった人がいます。
これは非常に可哀そうというか残念なことです。
スピリチュアルでは、心を平安に保つ様々な方法が提唱されていますが
なんかややっこしい理論やトレーニングばっかりですよね。
下手をすると「あなたの考え方は間違っています。甘えてます」
などと説教(というよりモラハラ)される場合もあります。
ここで私の考えを述べさせていただきます。
第一に言いたいのは、自分が不幸であるという認識は
錯覚の可能性が高いということです。
幸不幸は基準があいまいですし、他人と比較していたりするので
それもまたあいまいで不正確なんです。
そして皆さん、過去の出来事はみんな詳細に覚えていると考えてますが、
記憶の天才でもない限り、過去はほとんど忘れているんです。
嫌な体験、不幸な出来事、他人と比較してショックを受けたこと
辛かった事ばかりをしっかり覚えているのです。
(おそらく全記憶の1%くらいでしょう)
もう一つ、他人との比較はもっと錯覚の可能性があります。
それを論じると長くなるのでやめますが、
要は「隣の芝生は青く見える」という古典的な錯覚です。
更にもう一つ言うと「自分の本質を変えることはできない。
もし過去をすり替えることができたとしても自分は変わらない」
と言いたいです。
皆さんは「子供の頃、もっとしっかり勉強していたら、もっと
頭の良い人になれた」「親が自分をスポーツチームやら団体活動に
入れてくれていたら、自分はもっと社交的・行動的になっていた」
「もっと上級の家で育っていたら、立派な人になっていた」
「○○の学校に進学していたら、全く違う自分になっていた」とか
後悔をしたりするかもしれませんが、おそらくそれは錯覚です。
もちろん、経験や習い事は人生の役に立つと思いますが、それで
違う自分になっていたかどうか? それは疑問です。
おそらくそうではないでしょう。自分がもし、違う環境で
人生をやり直したとしても表面的に違いが出るだけでしょう。
そしてきっと別なことを後悔して苦しんでるでしょう。
人間の本質はそんなに変わらないです。
総合的な地頭の良さは生まれつきですし、美男美女や
スポーツ選手になれるかどうかもほとんど遺伝できまります。
でも、成功や幸せはそういう資質と一致するほど単純ではないです。
資質がよい人がみんな幸せだと思っているとは限りません。
病気や障害をお持ちの人は健康ならそれだけで幸せだと言うでしょう。
でも健康な人がみんな幸せを実感してるわけではないですよね?
それと同じです。成功するか?幸福かどうかは人それぞれです。
恵まれた資質を持つ人が「自分はもっと成功してたはずだ。不幸だ」
と後悔して苦しんでいたりするんです。
私は、成功や幸せはどれだけカーストの上の方に生まれたか?
で決まるわけでもないし、理想的な育ちをしたかどうかでもなく、
「自分とうまく付き合ってうまく自分を活かせることができるか
どうかで幸せが決まる」と思ってます。
うまく自分の個性や特技を社会の需要に生かすことができれば
大成功することも可能だと考えてます。知恵と運の勝負です。
もし、成功できなくても心の中が幸福であればよいと思ってます。
自分が幸せを感じられるライフスタイルを見つける、あるいは構築できれば
いいんです。親ガチャを後悔したり、自分の人生は誤りだったなどと
嘆いて貴重な時間を無駄にするのはもったいないです。
親ガチャ、過去の失敗・悲劇なんて解釈次第で変わります。
どんな過去も終わりがよければシンデレラストーリーのエピソードに
なります。それが過去を変えるということです。
最後に自分が不幸である錯覚やらトラウマに囚われてしまった時に
どう対処したらいいか? ですが、ここで
難しい心理学やらスピリチュアルの理論を持ち出すつもりはありません。
自分を変える必要などありません。
現在、未来のことに前向きに取り組むことに専念し、もし
「過去のトラウマが浮かんで来たらそらす」
自分の人生は幸福だったのか?意味があるのか?など
そんなことはわざわざ考察しない。それだけです。
うまく逸らすだけでよいです。そうしてる内に忘れてしまいます。
忘れてしまえばいいんです。ほとんどのことは反復しなければ忘れてしまいます。
そらす方法は人それぞれ、得意な方法を見つけてください。
私はつぶやきで紹介した「指折りカウント」をしてますし、意識的にそらして
流すこともしてます。段々とうまくそらせるようになってきました。
「そらすことができない。自分はダメだ」と悩む人もいるかもしれません。
うまくできなくても気にしないでください。良い方法があるはずです。
マインドフルネスやら瞑想法やらもいいかもしれません。
趣味に没頭したり、忙しく何かに取り組むことで忘れるという方法もあるでしょう。
筋トレが効果あるという人もいます。
お酒や薬品を使う方法もありますが、それは、なるべく避けたいですね。
不幸の錯覚によって苦しむなんて人生を損してるだけであると気づいてください。
自由な時間、一人の安らぎの時間は楽しい事だけで過ごしてください。
私は過去を忘れる特技によって世間の人達(特に自分を見下した人達)よりも
心の中の幸福を獲得して勝ち組の喜びに浸りたいと思ってます。
自分を変える必要はありません。
立派な考え方・思考を身に着ける必要もありません。、
ただ、嫌な考えに囚われたら意識をそらす、それだけです。
当サイトのパワーページなども活用ください。
ヒーリングや潜在意識へのプラスメッセージのインプットも効果あります。
トラウマや邪気を抜くことができます。
(補足説明)
「指折りカウント」が気になった方がいるかもしれませんので
説明します。以下の方法です。
フラッシュバックや怒りが沸いてきたときに
数字を1から10まで 指折りしながら数えることです。
次に奇数 1,3、5・・・19まで指折り数えます。
続いて偶数 0,2,4、6,8・・・18まで指折り数えます。
指折りカウントをしっかり見て、意識を集中して行ってください。
そうすると湧いてきた感情から意識をそらすことができます。
これを習慣にすればよいわけです。
余談ですが、バングラデシュでは面白い数字の数え方をします。
→必見!バングラデシュの数の数え方!
これを使う方法もあります。
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