本作品は2016年作です。

●霊能サロン「ドロン・ドロ」 シリーズ●

<第20話 スキャンダル>

 ある朝、みさが開店前の準備をしているとTVニュースで
有名タレント ベッチーのことが流れていた。
週刊「文潮」の不倫報道により彼女は芸能活動を停止せざるを得なくなった
ということであった。
CMキャラの降板など経済への影響が大きいためにニュースとなったのである。
店の人達はこれには強い関心があったようである。

「可哀想ね。また文潮の仕業ね」
「政治家の汚職や覚せい剤疑惑ならわかるけど不倫を暴くなんてひどいわ」

そんな話題を喋っているうちにニュースは次の話題に移った。
「昨日、コリア民主主義人民共和国が日本海に向けてミサイルを発射しました・・」
こちらのニュースにはみんな関心が無かったようであった。
「またか・・」という程度であった。

 その日、みさの相談室にボーイッシュなタイプの女性が訪れた。
ヤンキーっぽい派手なファッションの女性である。
彼女はカメラマンであると自己紹介しながら話をはじめた。

「私、今スクープを追っているんです。私の会社、といっても個人経営
 なんですが、社長、いやボスの油井はやり手でいままでずいぶんいろんな
 スクープを手にしてきたんです。雑誌とかにネタを売って商売してるんです。
 いつも探偵みたいに追っかけてます。
 でも、最近はいいネタが無くて・・経営が厳しいんです。
 そこで、ボスの油井は友崎元(はじめ)に目を付けたんです」
「友崎元さんって俳優の? あの素敵な人でしょ?」
「そうなんです。今人気沸騰のイケメン俳優です。
 彼は度々不倫をしてるんです。それも複数の人と」
「えぇ、そうなんですか、ショックですね。
 真面目な人っていうイメージなのに・・」
「ボスはそれをスクープしてネタを文潮に売って名を上げるつもりなんです。
 私も、最初はあんなきどった男の化けの皮をはいでやるなんて意気込んだんですが・・
 追っかけてるうちに彼のことが気の毒になってしまったんです」
「どうして?」
「最初はプレイボーイみたいに遊んでるんだろうと思っていたんですが
 彼はそんな人じゃなかった。不倫相手を調べるとみんな普通の人で、
 愛に不自由してる女性ばかりなんです。タレントには目もくれないんです。
 彼は遊んでるんじゃなくて女性を慰めてあげてるんじゃないか?
 って思うようになったんです」
「慰めているっていってもやっぱり不倫でしょ・・」
「彼は”僕は何にも取り柄がない。女性を慰めてあげることしかできない”って
 言ったらしいです。寂しさに悩む女性を見ると慰めてあげたくなるみたいなんです」
「へえ、そうなの、友崎さんはやっぱり優しい人なのね。そうよね」
「優しすぎて不倫を犯してしまうのだと思います。
 私はもう、この仕事を降りようと思っているけど、ボスは狙っているわ。
 会社の命運を賭けたネタだって真剣よ。
 いつか文潮の記事にされるわ。そしたら彼の芸能生活が終わってしまう。
 なんとか助けてあげたいんです」
「あなた、彼のスクープを追いかける立場なのに・・
 彼の優しさに惹かれて、好きになってしまったわけね。
 彼の未来を見て上げるわ」

みさが未来を透視すると、友崎のスキャンダルで雑誌やネットが
騒然となるイメージが見えてきた。
日本中が大騒ぎになるイメージが見えたのであった。

「彼はやはりスキャンダルに見舞われるわ。再起できなくなるわ。
 危機を回避する術を掛けて、護符をあげるので彼に渡してくれる。
 いちど彼に会って恐ろしいことになるって話をして欲しいわ。
 もう二度と女性を慰めるのはやめなさいって、伝えてあげて」
「ありがとうございます。彼に話をしてみます。
 私はもうスクープを狙う仕事は止めることにします。
 人の秘密を暴く仕事なんて、私には向いてない」

「マノゼェー・ドロンドロ マノゼェー・ドロンドロ マノゼェー・ドロンドロ」
みさは呪文を唱えて術を掛けた。そして噂から身を護る護符を作った。



 それからしばらくしたある日のこと、彼女のボスである油井は
自らスクープを狙って張り込みしていた。ホテルの出口付近に
待機してカメラを構えていた。
出口から1台の車が出てくると油井は待ってましたと車の前に立ちはだかり、
持っていたカメラでフラッシュを焚いて運転手を撮影した。

「友崎さんよ、遂に不倫の現場を抑えたぜ」と男は声を荒げた。
友崎は急いで顔を隠したが遅かった。
「お相手の写真も撮らせてもらうぜ」と助手席の女性にカメラを向けた。
その時、油井の勝ち誇った表情が一瞬でこわばってしまった。
「お、お前は・・」
助手席に座っていたのは、部下の女性であった。
先日みさに相談に来た女性であった。
女性は車から降りて来て油井に謝った。

「ボス、ごめんなさい」
「なんでお前がここに・・
 ははあ・・ミイラ取りがミイラになったって訳か。
 これだから女はダメなんだ。
 お前が相手じゃネタになんねえじゃんか。
 俺の恥さらしになるだけだ。
 ふざけやがって、お前はもうクビだ。
 とっとと消え失せろ。
 ハローワークにでも行きやがれ!」

油井はこの女性を叱りつけてクビにした。

 結局、このスキャンダルはネタになることはなかった。
カメラマンの女性がクビになっただけであった。

後日、友崎の付き人のような男性がみさのところにやってきた。
「今夜、友崎元さんがあなたとお会いしたいと言っています」
「あの俳優の友崎元さんですか?」
「そうです。先日こちらに相談に来たカメラマンの女性の件で
 お話があるそうです」

「何のお話かしら?」と不安に思ったが、それよりも友崎に会えると
考えると、みさは心がドキドキして胸が躍るのを感じた。
「あこがれの友崎さんと会える・・」

その夜、みさが指定されたお店に行くと、入り口で店員が受付のチェックをした。
「みさです」と言うと店員は
「伺っております。どうぞ」と中に入れてくれた。
どうやら会員制のクラブらしい。中はとても高級感があって落ち着いた雰囲気であった。

店のテーブルに一人で友崎が座ってカクテルを飲んでいるのが見えた。
みさは挨拶をした。すると友崎がにこやかに挨拶をした。
「はじめまして、君がみささんですね。
 さあ、そこに座ってください」
みさは友崎の前に座って友崎と目を合わせた。
「やっぱり素敵な人、いい男だわ。二人っきりで会えるなんて・・夢のようだわ」
とみさはうっとりしていると友崎はみさに話しかけた。
「相談があるんです。
 カメラマンの女性のことをご存知ですよね?」
「ええ、先日私のところに相談に来た女性ですよね?」
「そうです。
 彼女は僕に"狙われている"って警告してくれたんです。
 でも、そのせいで彼女はクビになってしまいました。
 そこでお願いです。彼女をあなたの所で雇ってほしいです。
 彼女は優秀なカメラマンです。
 是非、面倒を見てやってほしいんです」
「急にそんなこと言われても・・」
「彼女、家族を何人も養っているそうなんです。
 クビになって困っているはずです」
「そうなんですか・・社長にお願いしてみるわ。
 友崎さんて優しいんですね」
「彼女は僕のために解雇されたんだ。なんとかしてあげたいんだ」
「優しいのね。でも、それが誤解の元になるの。気を付けて」
「そうかもしれない。
 彼女は君のことをいろいろと話してくれたよ。
 君は魔術の力があるって。
 君の護符で僕はスクープから守られたんだ。ありがとう。
 せっかくだから今日は二人で飲もう。
 不思議な力をもった君に、とっても興味が湧いて、
 会ってみたくなってしまった。ごめんね。
 僕の勝手で呼び出してしまって」
「いえ、そんなことありません。
 友崎さんにお会いできて光栄です」
「君って・・かわいいね。いや、ごめん」
この言葉でみさの心臓は高鳴り、卒倒しそうになりそうになった。
お酒が回っているからかもしれない。

 みさは友崎元と時間を忘れて楽しく過ごしているうちに意識が
もうろうとしてきた。
夢心地でいつの間にか友崎と二人で歓楽街を歩いていることに気づいた。
友崎は恋人のように腕を組んで歩いてくれている。
「まるで恋人同士みたい。夢のようだわ」
みさは夢をみているようであった。

 いつの間にかみさは友崎とホテルの中に居た。
友崎はみさのことをやさしく抱擁している。
「ああ、友崎さんが私を抱こうとしているわ・・
 夢のようだわ」
友崎はみさの体に触れながら耳元でささやいている。
「みささん、僕、君の事が好きになってしまった」
みさはその言葉を聞いて体が震えた。
そして友崎はみさをベッドに寝かせて服を脱がそうとした。

その時である。突然、ダギフの声が聞こえてきた。

「みさ、ダメだ。目覚めるんだ。
 この男は君を愛してはいない。
 君は王妃なんだ。男の遊び相手になってはいけない」

この声によって一瞬でみさは目が覚めた。
冷静になったことで友崎の本性が透けて見えた。
”相手を喜ばせることで性的快楽を感じるフェチの男”であると・・

みさは口づけしようとしている友崎の顔を手で押し払った。

「やめて、何をするの?」
「ごめん。君のことを好きになってしまったんだ。
 君がどうしようもなく欲しいんだ」とまた、すり寄ってきた。
「ふざけんじゃないわよ。
 あんたは、女の喜ぶ顔を見て萌える趣味なだけ。
 恵まれない女ほど喜ぶからそういう女を狙ってるわけね。
 それを優しさだと勘違いしてるのよ。気持ち悪いわ。
 私も恵まれない女だと思ったのね?馬鹿にするんじゃないわよ」

みさは友崎を突き放して、ホテルを抜け出した。友崎は彼女を追いかけた。
「待ってくれ。誤解だ」
逃げるみさと追いかける友崎が出口で絡み合っていると、
そこに待っている男がいた。スクープを狙う油井であった。
油井は二人に近づいてカメラのシャッターを切った。
シャッターの連写の音とフラッシュが二人を襲った。

油井は勝ち誇ったように言い放った。
「今度こそ、大スクープだぜ。不倫の瞬間だ。
 大物男優と怪しい占い師、これは文潮のトップ記事になるぜ」
油井は大きな声で笑いながらその場を去ってしまった。
みさは顔面真っ青になってしまった。

「大変なことになってしまったわ。
 どんな記事にされるかわからない。
 会社のことも書かれてしまうかもしれない。
 社長に迷惑が掛かるかもしれない。どうしよう。
 もう全ておしまいだわ。
 私だけでなく社長さんも店も・・私のせいで」

みさは自宅に戻り、泣きながら東野美玲に電話を掛けた。

「東野さん、助けて、スキャンダルなの・・」
「どうしたの、みさちゃん、スキャンダルって?」
「私、友崎元さんにホテルに誘われたの。何にもなかったんだけど、
 ホテルを出る時にカメラマンに撮影されてしまったの。
 記者は文潮の記事にするって言ってたわ。
 記事になったら私はおしまいだわ」
「それは大ごとね。
 文潮は、大臣、都知事を引きずり落したゲスな雑誌よね。
 官邸もカンカンに怒っているわ。
 大丈夫、文潮は、もう政府の管理下に置かれているから。
 政府が圧力を掛ければ言うことをきくから心配しないで。
 私に任せて」 

それから2週間も過ぎたがみさの事は記事にならなかった。
「東野さんが助けてくれたんだわ」
とみさは胸をなでおろしたのであった。

しかし、油井は簡単に引き下がる男ではなかった。

「くそう、文潮からボツにされた。
 何かの圧力が掛かったな。
 きっと、他の雑誌に持ち掛けても同じだな。
 一体誰の仕業なんだ。プロダクションか? 占い師の会社か?
 俺が苦労して手にいれた獲物を無駄にしやがって。
 許さねえ。圧力を掛けた奴等に泡を吹かせてやる」

ある日、みさが店に出勤すると店員たちが騒いでいる。
「みささん、これ見て」とタブレットの画面を見せてくれた。
そこにはみさと友崎元のスクープ記事と写真が配信されていた。
「みささん、こんな記事が流れているわ。
 2ちゃんねる、ツイッター、その他いろいろ流れているわ。
 会社や店のことも ある事、無い事書かれているわ。
 社長さんが暴力団と繋がっているみたいな噂まで・・」

大勢の人がそれに反応してみさや店の悪口を書いていた。
野次馬や友崎との噂に嫉妬した人などが誹謗中傷を次々と書いていた。

みさはびっくりした。「何これ、どういうこと!」

 スクープ記事をボツにされたことを恨んだ油井がネットにネタを
流したのであった。友崎元が絡んでいる噂なのであっと言う間に
ネット中に流れてしまったのである。次々と友崎のファンや野次馬達が
ありとあらゆる悪口を書きなぐっていた。お祭り騒ぎである。

みさはめまいがして倒れそうになった。
「ごめんなさい。今日は私は占いはできないわ」
みさは部屋に一人篭ってしまった。
すぐに東野に電話をしたのであった。

「東野さん、もうダメ。ネット中に噂が流れているわ」
「・・そうね。凄いわね。これはどうにもならないわね」
「どうしたらいいんでしょう」
「みさちゃん、仕方がないわ。
 最後の手を使うしかないわね。
 以前、みさちゃんが詐欺師に使った呪いを使える?」
「まさか、書き込みした人に呪いを掛けるの?」
「そうよ。一番手っ取り早く書き込みを阻止するには・・
 そうね、眼を狙うことができる?」
「できます」
「障害は残らないわよね?」
「1日だけなら何も障害は残らないです」
「それね。今からすぐ書き込みした人全員の眼に呪いを掛けて」
「そんなことできません」
「やらなければあなたも店の人達も社長さんも終わりよ。
 それでもいいの? あなたには店の人達を守る責任があるのよ」
「わかりました。やります」
「じゃあ、今すぐ実行して」

数分後、ネットの各スレッドに
「みさの悪口を書いた人、ツイートした人、
 このスレッドに書き込みした人全員に呪いを掛けます。
 全員失明します」

と一斉にあちこちで書き込みがされた。
東野が部下を使って一斉に書き込みさせたのであった。
それを見た人達がバカにしたようにレスを返した。

「おい、呪いだって、脅しかよ? 
 子供じゃないんだから、そんな脅しに乗るかよ」
「もっと悪口書いてやるぜ、拡散させてやるぜ」
などと書き込みがされた。

しかし、そのレスが次第に恐怖の書き込みに変わっていった。
「あ、目が・・」
「目が痛い・・」
「マジ、呪いかも?・・痛いよ」
「目を開けてるのがつらい・・」
「本当に呪いだ・・」

あちこちで悲鳴のような書き込みがされた。

「呪いは本当だ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 失明する〜」

という書き込みがされてそれっきりピタリと書き込みが止まった。

そして、全国各地で異常事態が発生した。
目に痛みを訴える人が全国各地で救急車で運ばれる騒ぎになったのである。
「目が痛い。痛くてたまらない。目を開けていられない」
という訴えが日本中で同時に発生したのである。
このことはすぐに政府官邸に報告された。

官邸に居る首相に消防薯や警察署などから一斉に報告が上がった。

「首相、大変なことが起きています。本日、全国で一斉に
 目に異常を訴える人が出てきています。その数3000人はいます。
 さらに増えているとのことです。
 医師によると痛みの原因は不明だそうです。
 いかなる治療も効果がないそうです」
「一体何が起きたんだ。何でそんなことが・・」
「報告によると患者に共通している事はインターネットの書き込みをしたと
 いうことだそうです。このサイトです」
「友崎元と占い師みさの不倫・・」
「この件で悪口を書いた人がみんな目を痛めているようです。
 この占い師の呪いだとか・・」
「なんだと? 呪いだと? そんな馬鹿な。
 ・・すぐに、この占い師を逮捕して連れてこい。
 今日は予定を全てキャンセルして緊急対策室を設置しろ。
 早急に対策を打たないと大変なことになる」

首相がパニック状態になっていると東野が官邸に走ってやってきた。

「首相〜 お話があります。今起きてるパニックの件です」
と走りながら大声を上げた。
「なに・・早く来い。
 君は確か、警視庁の特命課の東野くんだったね。
 今回の件について何か知ってるのか?」
「今、説明します。人祓いをしてください」
「よし、奥の会議室で話を聞こう」

 美玲は首相に事情を説明した。
話を聞いた首相は落ち着いた様子になり、会議室から出てきた。
そして人を集めて命令を下した。

「いいか、マスコミには秘密にすること。占い師は呼ばなくてもいい。
 1日でこの騒ぎを治める。法務大臣と警視総監を呼べ。今すぐ。
 いいか、今日一日で友崎元とみさの不倫に関する書き込みを
 全て削除するんだ。検索からも全て削除するんだ。
 そうすれば事態は治まる。

 あらゆる法的根拠を使ってすぐに行うんだ。
 全ての責任は首相が持つから、徹底的に行え。
 各省庁の精鋭を動員して最優先でこの仕事に取り掛かれ。
 今日中に全て完了するんだぞ。
 海外のサイトで削除に応じないところがあったら、言ってくれ。
 CIAに依頼してでも削除させる」

みさは具合が悪くなったので早々と自宅に帰り寝込んでいた。
東野さんに任せたとは言え、不安は消えない。
「ネット中に広まったスキャンダルは二度と消えない。もうおわりだ」と
悲痛な想いに駆られていた。やがていつの間にか眠ってしまった。
朝になり、目が覚めると昨晩の悪夢を思い出し、また憂鬱になるのであった。
「ああ、もう何もかも終わりだわ」
すると電話が掛かってきた。東野さんからであった。

「みさちゃん、もう大丈夫よ。ネットを検索してごらんなさい。
 全て消えているから。
 すぐに、昨日掛けた術を解除してあげて」

みさがスマホで検索してみると昨日までヒットした自分の噂の書き込みは1件も
出て来ない。立てられたスレッドも全て消えていた。

「東野さん、凄いわ。消えているわ。
 今すぐ術は解除するわ」

みさは呪いの術を全て解除した。

術を解除したことにより、全国の病院で目が痛いと運ばれていた
1万人近い患者の痛みが治まった。
目には何も異常はなく、全員が無事に退院することができた。
だが、失明の恐怖は想像以上であったため、入院した誰もが
恐ろしくて、みさの話題に触れることができなくなった。
誰一人としてこのことをネットに書き込みする人はいなかった。

前日のパニック騒ぎはマスコミに報道されることもなく、
まるで何事もなかったように忘れ去られたのであった。

後日、首相は東野美玲を呼び、先日の騒ぎについて問いただした。

「東野くん。例の騒ぎ、無事治まってよかったな。
 君のお陰だ。あの時はどうなることかと思ったよ」
「彼女の持つ力の凄さがこれでおわかり頂けたと思います。
 この力を使えば、北コリアを撃退することも、
 テロを阻止することもできると思いますよ」
「うむ。彼女は使える。我が国の国家機密だな。
 彼女の警備をしっかり頼んだぞ」

つづく

※ 9774759958407 をたくさん書いた護符はスキャンダル・噂から守ってくれる効果があります。手書きで作っても効果があります。推奨個数20個



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