本作品は2016年作です。

●霊能サロン「ドロン・ドロ」 シリーズ●

<第17話 誘惑>

 みさの店には大勢のお客さんが来てくれて繁盛し、充実した日々を送っていた。
みさは店の運営の仕切りや事務処理、地域の商店街との交流など忙しい日々を送ることに
なったが貴重な経験を積むことができて「自分もやればできるんだ」という自信が着々と
芽生えていくことになった。
 カフェも繁盛していた。マコトのメールサービスも好評だったが、カフェの料理も
話題になっていた。町で料理店をやっていた人達を雇い、値段の安さよりも味にこだわる
ことにしたからである。みさが考案したアフリカ料理を日本人向けにアレンジしたメニューも好評であった。
 値段は少々高いが味で勝負することでお客さんの心を掴むことができたのである。
社長や武田さん、県の吉田さんの協力もあり、みさは、アイデアを生かして店を盛り上げる
ことができた。みんながみさの采配を称賛したのであった。

 そんなある日、みさの所に不思議な雰囲気の男性が相談に来た。
会った瞬間に威圧感を感じる人である。
「この人は普通の人ではない」というのが第一印象だった。
彼はおもむろに悩みを打ち明け始めた。
「私は悩みが一つだけあります。
 それは誰かを憎んだりすると相手が倒れてしまうことなんです」
と切り出した。
「私は子供の頃からそうでした。喧嘩したりする度に相手が倒れたり、怪我をしたりするんです。
 今までに何人もそうやって病気にしてしまいました。
 どうしてこんなことになるのでしょうか?」

みさは「きっとこの人は念力が強いんだわ」と思ったので前世を見てみることにした。
目をつむると、この人の前世が見えてきた。
前世、どこかの国で呪術を行っていたようであった。
兵士のような姿をしており、敵の大将を倒す術を専門に行っていたように見える。
大将ばかりか敵の王様やその家族を倒すことも行っていたようである。術を行う
と、ほんの数十分で相手が寝込んでしまう。もっと続ければ相手は動けなくなる。
そうやって敵の大将を倒すことで戦いを有利に運ぶことができたのであった。
時には遠隔で重要な人物を暗殺することさえできたようであった。

この人はこれを仕事として行っていたのである。
だから、現世でも無意識にそれを実行してしまうのであった。

みさは見えたことを男に伝えようとした。するとシャップがテレパシーで
アドバイスしてきた。
「みさ、ちょっと待って。
 この人の人間性を見定めてから本当のことを言った方がいいよ。
 能力を悪用する人だと、自覚させたら大変なことになるよ」

 そこでみさはこの人の日常を透視してみることにした。
すると、この人はいつもボランティアに励む人であることがわかった。
両親がそういう人で、いつも困っている人の味方になっており、
その影響を受けて育ったので、この人も正義感と思いやりが強い。
子供の頃から友達想いでいじめなどは全然していない。クラスメートを
いじめっ子から守るために喧嘩したり、地域の子供達を面倒みたりと好青年である
ことが見えてきた。みさは安心して見たことを本人に伝えた。

「あなたは前世で兵士だったんです。敵に術を掛ける仕事をしていたんです。
 だから、今でも同じことが自然に出来てしまうんです」

男はそれを聞いて心当りがあるという表情をして答えた。
「やはり、そうですか、自分には遠隔で誰かを倒すことができるような気がするんです。
 でも、日常のつまらないことで相手にダメージを与えてしまうことは
 とても忍びないことです。普段から怒りを抱かないようにと努めていますが、
 コントロールできないこともありました。
 すまないことをしてしまいました」
「気をコントロールする行を学ぶと良いと思います。気功とか。
 例え、怒りを抱いても術を実行しないように癖を付けてしまうことで回避できると
 思います。いっそ、あなたはヒーラーになるのもよいかもしれません。
 もっと古い前世ではヒーラーだった人生も見えましたから。
 気を良いことに使うように癖を付けてしまえばよいと思います」
「ありがとうございます。
 自分の持っている能力をコントロールして、それを活かせるなら、それがいいですね」
と言って帰っていった。

みさが「いい人でよかったわ。悪い人だったら能力を悪いことに使うかもしれないわ」
と考えているとシャップがみさにアドバイスした。
「人間は力を持つとそれを悪用してしまう誘惑に駆られてしまうものなんだ。
 この人は誘惑に駆られて罪を犯さないように心優しい両親の元に生まれたんだね。
 みさ、君も同じだよ。決して有頂天にならないように試練に満ちた家庭に生まれたんだよ。
 辛かったかもしれないけど、誘惑に勝つ人間になるには試練が必要なんだよ」
「私は霊が見えたりするだけよ。悪用する能力なんて持ってないわ」
「みさは未だ自分の能力に気づいてないだけかもしれないよ」

その日の夜、夢の中でみさはいつものようにジェマから呪術の授業を受けた。
周囲の毒を集めて相手に注入する術を教えてもらった。
神経に込めると相手はコロッとやられることを指導してもらった。
「人間の体には糸みたいなものが張り巡らされているんだ
 それが背中に集まっている。そこに毒を込めるとよいんだ」
みさは「神経の事を言ってるんだわ。害虫駆除と同じだわ」と心の中で思った。

今、マンリ族を侵略しようとスペインとポルトガルが攻めてきているんだ。
彼らはキリスト教の布教を口実に侵略を続けている。
信者を弾圧から守るという口実で戦争をしかけてくるんだ。

 ここで味方を応援するんだ。意識を向けてみると見えてくるだろ。
敵の軍隊を透視してみるんだ。
その中に指揮をしている人が見えてくるだろう。
ぼんやりしたイメージの中で大きく見える人がそれだ。その人に術を使うんだ。

みさは、「私にはできない」と拒むと。
「攻撃しなければ味方が侵略されてしまうんだよ」
とジェマは強い語気で促した。

みさは習った通りに行えばできるように思えたが、人に対して行うのはやはり躊躇いを感じる。
「女の私にはそんな酷いことはとても・・できないわ」と思うのだがジェマは真剣に
勧めてくる。困っていると、ふと思い出した。
「そうだ、ここは夢の中、現実ではないわ。過去の追体験だったわ。
 ならばゲームだと思えばいいんだわ」
そう思うと罪悪感が薄れた。

試してみると相手が倒れるのが感じられた。
最初は躊躇っていたが、段々と馴れていく自分に気づいていった。
指揮官が倒れると敵の軍の統制が乱れる。代理の指揮官が現れてもまた倒す。
そうやってると敵は混乱する。呪いだと恐れるようになる。そして士気が落ちる。
それが予想できた。誰かを倒すことにはためらいを感じるのだが、
「これはゲームなんだわ。人を倒しているのではないわ」
と思い込むことで馴れることができた。

ジェマはそんな彼女に激を飛ばした。
「味方を守る為の戦いなら罪悪感など感じなくてもいいんだよ。
 君はやはり筋がいい。最初からこんなにうまく出来る人は初めてだよ。
 
 ただし、守る為だけに使うんだよ。それ以外の事に使うと大変なことになる。
 天罰が下って能力も使えなくなるよ。多くの術者がこの誘惑にはまってしまうんだ。
 それだけは気を付けてね。私情を挟んではいけないよ。
 屁理屈をこねて偽ってもダメ。天を欺くことはできない。
 それを肝に銘じるんだよ」

 ある日のこと、
振り込め詐欺の被害が増えているようで警察が注意のポスターを
店に貼って欲しいと依頼してきた。
みさは渡されたポスターを店の入り口の目立つ所に貼った。
「この辺りも振り込め詐欺に狙われているんですって。嫌よねえ」
と店の中で話をしていると・・

カフェのコックとして雇った女性が辛そうな顔をしてみさに打ち明けた。
「みささん、私の義母がこの詐欺に引っかかってしまったの。
 丁度店が廃業になった頃だったわ。店の危機を煽られてお母さんが狙われたの。
 すぐにお金を用意しないと店が潰されるって話で・・
 お母さんは息子の店を救う一心で貯金を1000万も降ろして詐欺師に渡してしまったの」
「ええ、そんなことがあったの。警察に言ったの」
「言ったわ。でも犯人は捕まってないわ。
 捕まったとしてもトカゲの尻尾切りで黒幕は捕まらないわ。
 お金も戻ってくるわけないわ。
 義父さんが動けなくなったので施設に入れる予定だったんだけど、
 お金を取られたことでそれができなくなったわ。
 お母さんはそれきり落ち込んでいるの。
 もし、お母さんも倒れたら介護の為に私が実家に行かなければならないわ。
 ここも辞めなければならないわ。ごめんなさい。せっかく雇って頂いたのに」
「ここを辞めて生活は大丈夫なの?」
「ダメだと思う。私の夫ももう働けないし。
 でも、義母を放ってはおけないの」
「それは大変ね。
 お母さんが落ち込んで悩まないように術を施すわ。
 大切な人を元気づける呪文があるわ。
 ブロワ・ワホモ・レロ・トデホメダ よ」

 カフェの料理を担当している女性はこの町で長年、手料理の店を経営してきた人で
あった。味に自信を持って経営してきたが、近年、値段の安いチェーン店が
たくさん町に進出してきたために店の売り上げが落ちて遂に店が廃業となって
しまったのであった。
 女性は病気の夫を養うためにみさの店の求人に応募したのであった。
料理の腕は確かだったのでみさは雇ったのだが、詐欺に遭っていたことまでは
知らなかったのであった。
 みさはこの人の生活を維持させてあげるためにも、店の経営を成功させるしかない
と心に誓うのであった。

 数日後、この女性から電話があった。
「今日は休みます。
 実は義母がまた詐欺にひっかかってしまったの。
 ”詐欺の被害金額を取り戻してあげます”という弁護士を装う集団にひっかかって
 100万円を騙し取られたの。
 おそらく、同じ詐欺師の仕業だと思うわ。巧妙な芝居で母を騙したみたい。
 義母はショックを受けて自殺未遂してしまったのよ。
 家にある薬を全て飲んでしまったの。病院に運ばれたわ。
 ごめんなさい。もしかしたらお店を辞めなければならないかも・・」

みさもひどくショックを受けた。
「詐欺にひっかかって傷ついた人の苦しみに付け込んで
 さらにだまし取るとは、どうしてそんな酷いことができるの?
 犯人が許せないわ。
 このままではあの人の人生も破綻してしまう。
 何とかできないかしら」

しばらくして女性からまた電話が掛かってきた。
「心配かけてごめんなさい。
 母は意識を取り戻したわ。でもわんわん泣いているわ。
 自分を責めているの。もう普通の状態には戻れないわ。
 ごめんなさい。私は店で働くことはもうできないと思うわ」

それを聞いてみさは体が震えた。
「どうして、どうして、こんなことに。
 どうしてこんな酷い事をする人がいるの!
 あんないい人がどうしてこんな目に遭わなければならないの。
 許せないわ。絶対に・・」

みさの頭に段々と血が登ってきた。激しい怒りがこみあげてきた。
「犯人達に自首させるわ。お金を返却させてやるわ!」
みさは怒りを抑えることができなくなっていた。
夢で学んだ毒を神経に注ぐ術を行うことにした。
先ず、詐欺を実行した人達、その黒幕・・図におおまかに詐欺集団の人達を描いて
そこに意識を向けて術を実施した。
詐欺に関わった人達の背中の神経に痛みをもたらす毒を塗り込むように
注入する術を何回も実施した。
同時に「自首しないと苦しみ抜いて死ぬことになる」
という言葉を脳に叩き込んだのであった。

みさは怒りが収まるまで深夜までこの術を実行した。
感情がこもっていたので確かな手ごたえを感じることができた。
みさが透視すると詐欺集団のメンバー全員が苦しんでいる様子がぼんやりと感じられた。

 翌朝TVのニュースを付けると詐欺集団逮捕が報じられていた。
みさは釘づけになった。

「昨夜、振り込め詐欺のメンバー20名ほどが救急車で運ばれるという騒ぎがありました。
 全員、全身に強い痛みを訴えており、自ら詐欺の実行犯であると話していたとのことです。
 病院で治療を受けると容態は緩和しましたが恐怖で震えており、罪状を全て
 告白しているとのことです。警察の尋問にも素直に応じているとのことです。 
 警察の発表によると黒幕である暴力団員の男も自首してきたのとのことです。
 これで詐欺集団の全容が明らかになるかもしれません」

この日、このニュースは人々の興味をそそった。
「不思議なことがあるものだ。
 きっと、天罰が下ったんだろう。ざまあみやがれ!」
とあちこちで話のタネになった。

みさは自分の術が実際に恐ろしい効果を実現するということを初めて
目の当たりにしたのであった。
「自分にこんな力があったとは・・何だか恐ろしい・・」
自分がか弱い女性ではなく、恐ろしい能力者であることに気づいた瞬間であった。

逮捕された詐欺集団が義母を騙した犯人だったことがわかり、
警察から店の女性に連絡があったようであった。
女性からみさに「犯人逮捕の連絡を受けて、義母が落ち着いてきました」
との電話があった。
みさは「よかったわ。きっとお金も戻ってくるわ」とほっと胸をなで
降ろしたのであった。

 しかし、現実は思うようには行かなかった。
翌日ニュースで詐欺集団逮捕の続報が流れた。

「警察の発表によると振り込め詐欺集団の黒幕の男は逮捕されましたが、
 集めたお金の大半が組の借金返済に充てられてしまい、回収不可能とのことが判明しました。
 残りのお金も全てギャンブルと遊興に使われてしまったとのことです。
 被害者への返済はできないとのことです」

みさはそれを聞いて再び頭に血が登った。
「人を騙したお金でギャンブルや遊興にふけるなんて、
 どうしてそんな勝手なことができるの!」

みさは再び怒りに震えた。
黒幕の男を透視してみると、詐欺、恐喝などをずっと繰り返しており、
何度も刑務所に入っているが同じことを繰り返している様子が見えてきた。

全く反省の気持ちなどなく、いつも人の弱みに付け込んで金をだまし取ることしか
考えていない人間であることが見えてきた。
多重債務者やどん底の人からお金を騙し取ることも平気でする様子も見えた。
むしろ、どん底の人の方が楽に騙せるという感覚しか抱いていない。
被害者がどんなに苦しもうが、「俺の知ったことではない」と気にも留めない
のであった。いつも自分のことしか考えていない。
反吐が出そうであった。

「この男は刑務所に入ってもまた出てきて同じことを繰り返すわ。
 また、誰かが不幸になるわ。
 こんな人間が寄生中みたいに世の中に生きてるなんて・・許せない!」

みさの怒りが頂点に達してしまった。
いつの間にか、みさの周りには詐欺で騙された人達の生霊が大勢集まっている。
生霊達はみさを囲んで叫んでいる。
「復讐しろ、男を殺せ、地獄に落とせ・・」
みさは生霊達に操られてしまったが、そのことに気づいていない。
生霊に誘導されるままに、いつしか、
みさは男に対して怒りを込めて攻撃の術を行っていた。
それも最高レベルの術を実施してしまったのである。

 その頃、拘置所に居た黒幕の男が突然苦しみだした。
全身に蜂が刺したような激痛が突然襲ってきたのである。
男は大声を上げてのけぞり回った。
「痛い、痛い、助けてくれ! 死にそうだ!」

男は急きょ、病院に運ばれた。医師が男を診察してみたが異常なし。
男が激しく痛みを訴えて暴れるので鎮痛剤を投与したが全く効果なし。
鎮静剤も全く効果なし。何をしても痛みが治まらない。

医師は何故男が痛みを訴えているのか原因が分からず動揺するばかり。
あまりに苦しんでいるので麻酔の専門医を呼んで全身麻酔を
掛けることにした。しかし、麻酔を掛けても全く効果なし。
医師たちは唖然としてしまった。

「どういうことだ、何故苦しんでいるんだ。全く分からない」

男は医者に向かって激しく叫び続けた。
「助けてくれ・・死ぬほど痛い、何とかしてくれ・・」
と涙を出して大声を上げた。

しかし、医師達は呆然と立ち尽くすばかり。
「麻酔も何もきかない。どうすることもできない・・」と困惑するばかりであった。
男はそれを聞いて叫んだ。
「頼む〜、治せないなら、すぐに俺を殺してくれ、殺してくれ〜 耐えられない・・」
病院中に「頼む、殺してくれ〜」という悲鳴のような叫びが朝方まで響き渡り、
あたかも地獄のような有様であった。

 みさは怒りに震えて朝まで術を実施していた。
シャップがみさの足元で爪を立てていることにふと気づいた。
「あれ、私は何をしているの」と一瞬我に戻った。
シャップはテレパシーで話しかけた。
「みさ、君は生霊達に操られているんだ。目を覚ますんだよ」

「私は男に術を掛けていたんだわ」
みさが我に返って思い出すと・・
また怒りがメラメラと湧き上がってきた。
「自業自得よ。死ねばいいんだわ」

「みさ、ダメだ。もう術を掛けるのをやめるんだ」
「いいのよ。こんな奴。死ねばいいのよ」
「ダメだ、このまま術を掛けると本当に死ぬよ」
「生かしたらまた誰かが犠牲になるのよ。世の中の為に殺してやるのよ」
「ダメだ。呪いを私情やリンチに使ってはいけないんだ。
 誘惑に負けてはいけない」

シャップだけでなく、ジェマや森の仲間達もみさの周りに来ていた。
みんなが協力して、みさを取り巻いていた生霊達を引き離した。
「みさ、目を覚ますんだ。誘惑に負けてはいけない」と皆が叫んだ。

次第にみさの気持ちが落ち着いてきた。
我に返って自分のやってることに気づいた。
「私は、なにをしていたのかしら・・」
すぐに術を解除した。

直後、自分が恐ろしいことをしてしまったという後悔の念が襲ってきた。
「ああ、なんてことをしてしまったの
 私はなんてひどい女なの・・」
一気に、疲れて出てきて、そのまま倒れるように寝てしまった。

 その頃、男もようやく痛みから解放されてぐったりとしていた。
しかし、一晩中、全身で拷問のような激痛を受けて、極限の苦しみを味わった為
10歳は歳を取ってしまったかのようなやつれた容貌に変わってしまった。

その後、この男は一生涯、口を開くことはなかった。
生きた屍となってしまったのである。

 みさが自宅で寝ていると電話が掛かってきた。
出ると以前助けてくれた警察の人、東野美玲からであった。

「みささん、久しぶりね。
 ニュースで騒がれている詐欺師の話なんだけど
 呪いを掛けたのはみささんなの?」
「え、そんなことは・・」
「いいのよ、隠さなくても。
 あなたがそういう力を持っている事は誰にも言わないわ。
 あなたも絶対に人に言ってはダメよ。
 あなたはその力を国の防衛に使うことができるのよ。
 ちょっと聞くけど何人くらい倒すことができるの? 1000人くらいでもできる?」
「国の防衛? どういうことなんですか?
 1000人なんて考えたこともありません」
「ごめんなさい、いずれ全て教えてあげるわ。
 心配しないで、私はいつでもあなたの味方よ。
 それから相手を倒してしまうという相談をした男の人がいたでしょ?
 その人のことも絶対に黙っていてね。約束よ」
「どうしてそのことを知ってるんですか?
 なんで黙っていなければいけないんですか?」
「あなたの力もその人の力も国家機密になるの。
 だから絶対に言ってはダメよ」

みさはこれを聞いて不安がよぎった。

「もしかしたら私の能力が何か他のことに・・

 もしかしたら兵器に使われようとしている・・

 どうしてこんなことになるの。
 私はただ平凡な人生を送りたいだけなのに・・」

みさは何か恐ろしいことに巻き込まれつつあるのではないかと予感をしたのであった。

つづく

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