怖い話(霊能者)
2024年5月7日
◆PSYRYUのつぶやき 2024/5/4から抜粋
PSYRYUのつぶやきの有益(と私が思ってる)記事を抜粋しています。
今日はちょっと怖い話を。と言っても怪奇現象ではなくヒトコワです。
以前、悪徳霊能者に騙された話をしましたが、最近また思い出してしまいました。
その霊能者は女性で超能力者辞典みたいな本に載ってましたので相談に行きました。
相談室に入ると、しばらくそこで待たされました。他に客がいたわけでもないのに。
その相談室は変な人形などがたくさん置いてある気味の悪い部屋でした。
しばらくそこに居ると異世界に来たような不思議な気分になりました。
おそらく普通の人だったら怖くなったと思います。
私にはその部屋には霊能者に協力している変な霊がいて洗脳しようとしていることが
わかりました。(これは怪奇話かもしれませんね)
霊能者は長年の勘なのか?私の性格などをピタリと当てました。
おそらく、一般の人だとこれで「この人は凄い能力がある」と確信するだろうと思います。
でも、私に能力があることや背後の存在やオーラなどは察知できてはいなかったようです。
その霊能者は私に霊が憑いてると言い、その霊と会話を始め、霊に向かって怒鳴ったりしたのです。
その時の演技(私には演技だとわかりました)は完璧と言える迫真の演技でした。
驚くほど上手だったですが、私にはすぐに嘘だとわかりました。
そして私に霊を供養しなければならないと一方的に説教してきて、
その供養料として紙にたくさんの項目と金額を書いていきました。
(明細書や算定根拠はなく、真っ新な紙に項目と金額をずらずらと書き出しました。
「こいつはこれくらい貯金がありそう」と予想して金額を書いたのだと思います)
ざっと計算して300万以上はありました。分割払いでもいいとのこと。
私は素直に従わずに反論したところ、その霊能者はきつい言葉で私のことを罪人のように
しかりつけました。その時の目つきが人生で見たことがないほど怖いというか地獄から
来た魔物みたいな目つきでした。今でも思い出すと怖いです。
演技を見せられても動じなかったのでイライラしたのかもしれません。
私は、怖くなってきました。霊が怖いのではなく、ここの人達が怖かったのです。
奥から物音が聞こえていて、怖い人達が控えているように感じられました。
私はもうこんなところを飛び出したいと思いましたが、住所と氏名を書いてしまった
ので、やむなく相談料3万円を払ってお礼を言って退去しました。
「お金がなくて供養は受けられない」という態度をしたら、一言も引き止められずに退去できました。
帰り際に「本を買ってもらうことになってます」と変な本も買わされました。
世にも気味の悪い内容が書かれた本でした。
霊の恐ろしさや供養を途中で止めた人が死んだとか恐ろしいことが書いてありました。
相談に応じるふりをして心の中では私のことを「さえない独身男」と見下してることも
はっきりとわかりました。だから、いきなり300万払えるか?試したのでしょう。
私がもしお金持ちに見えたなら、もっと良い対応をしてくれたのかもしれません。
霊能者なのに、人を外見や立場、そして収入で差別し、態度を変えていたのです。
私は冷たく扱かわれたので、カモにもならないゴミ客と判断されたのでしょう。
悩みを持つ人を助けようという気持は1ミリたりとも感じられませんでした。
当時は精神的に弱っていた状態だったので、相談料3万円は支払いましたが、
今だったらこんなサービスにお金は払わないですけどね。
思い出したのですが、この部屋には他のお客の供養の為のカタシロみたいな紙が
一杯置いてありました。
そこには具体的な氏名(昔の人の名前みたいな)が書いてあったのです。
おそらく先祖や憑いてる霊の名前だと思うのですが、妙に具体的なのです。
「いくら霊視能力がある人でも、正確な霊の名前なんてわかるだろうか?」
と疑問が沸いてきました。詳細な霊視は後日すると言われたのでカラクリがわかりました。
おそらく、バックにリサーチチームが居て、相談者の先祖などで不幸な死に方をした
人などを調べていたのだと思います。それを迫真の演技で霊視したことにして、
お金を請求していたのでしょう。
この集団は間違いなく困ってる人から金を搾り取る悪徳詐欺集団ですね。
私以外の相談者は、ほぼ全員が演技を信じて騙されると思います。
そして最後に一番怖いことをいいます。
この霊能者は当時TV番組にもたまに出演する有名な人だったのです。
TVで認められた霊能者だと疑いもなく信じてしまいますよね?
参考ページ: ゴーストライター(小説)